Cassina ixc.

4 CHAISE LONGUE A REGLAGE CONTINU

「休養の為の機械」とコルビュジェが呼んだ寝椅子です。
1929年のサロン・ドートンヌで発表された作品ですが、体の線に合わせて綿密にデザインされた背座のカーブや、弓形のパイプをずらすことによって寝る角度を自由に変えられる点で早くも人間工学的なアプローチが試されています。独創的で革新的でありながら優美なボディーラインを持つこの作品を越える寝椅子はなかなか現われず、発表後、70年以上経った現在でも世界で一番有名な寝椅子といえます。その為か一般的には、”シェーズロング”(単に寝椅子の意)と呼称されています。20世紀を代表するマスターピースのひとつです。