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699 SUPERLEGGERA
イタリアモダン建築、国際様式の先駆者、建築・デザイン初の本格的専門誌「domus」の創立者、テーブルウエアからエスプレッソマシン、家具、インテリアに至るまで、20 世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチと評されるほど多岐に亘って活躍した建築家ジオ・ポンティ。その業績を列挙すればきりがない、名実共にイタリアモダンの巨匠である、彼の代表作のひとつがスーパーレジェーラ。カッシーナ社が、初めて社外にデザインを依託して開発された記念すべき製品でもあります。その名のとおり、超軽量で、椅子の機能と美を極限まで追求した作品として、発売以来、半世紀近くにもわたって人気の衰えないロングセラーとなっています。座の籐は、現在では貴重な技術とされる手編み。フレームを組み立てた状態で工場から籐編み職人の工房まで移送、籐の座をフレームに編み込んで、再び工場へ戻すという手間のかかる工程を経て、ひとつひとつ丁寧に作られています。
2011 ニューバージョン
ジオ・ポンティによって1957 年にデザインされたアッシュ材のナチュラルまたはホワイト/ブラック塗装仕上のフレームに、シートが籐張りの名作「スーパーレジェーラ」。その名作椅子に、シートを様々な色のファブリックもしくは革のカバリングからお選びいただける、ポリエステルパッディングのバージョンが新たに加わりました。この新バージョンは、カッシーナが誇る木加工技術の本質をみせるアッシュ材のフレームと、シートの張り地をお選びいただくことで450 パターンの組み合わせが可能になります。また、1950 年代の展示会のためにデザインされ商品化されていなかった、ホワイトとブラック塗装のコンビネーションフレームに白革もしくは黒革のポリエステルパッディングシートが復刻となりました。
「暗闇の中ではその椅子は2本の脚によって支えられ、より軽くなるでしょう」
(ジオ・ポンティ)
ジオ・ポンティは、スーパーレジェーラをミラノのピレリタワーと、ターラントのコンカテドラーレ教会と並ぶ、彼がデザインした3 つの傑作の中の1 つと認めています。極限まで削ぎ落とされた幅18mm の三角形フレームと、重さ1,700 グラムという最軽量の椅子は、堅固さと軽さの間の完璧なバランスを象徴しています。これは、ジオ・ポンティの研究と、カッシーナの永年培った技術、創造力と職人達の専門知識によって結実した作品なのです。
Shop Information
直営ショップでは、スタイリングされた空間の中で実際にアイテムを体感していただけます。
スタッフによるインテリアコーディネイトの提案も行っています。
Floor Map
SUPERLEGGERAチェアは、各ショップ以下のコーナーにてご覧いただけます。