カッシーナ･イクスシーは2011 年10 月28 日（金）より
「シャルロット・ペリアン」の新作を展示発表いたします。

シャルロット・ペリアンは20 世紀初頭から、前衛的な文化運動を通して
日常生活における美的価値に多大な変化をもたらし、真に現代的な感性を生み出しました。

1927 年、ペリアンはサロン・ドートンヌに出展した、ニッケルメッキされた銅とアルマイト仕上の
アルミニウムで制作した「屋根裏のバー」により、多くの評論家から賞賛を浴びます。
同年、若干24 歳であったペリアンは、著名な建築家、ル・コルビュジエと彼の従兄弟である
ピエール・ジャンヌレのアトリエに入所。10 年にわたるパートナーシップを通じ、
建築と一体化した内装のあり方を追求し、「住宅のインテリア設備」として名高い一連の家具
「LC シリーズ」を発表しました。その後、1940 年より極東で過ごしたペリアンは、
伝統を重んじつつ自然の中にモダニズムの可能性を追求する姿勢に感銘を受け、
多くの作品にそれらの要素を色濃く反映しています。
その中でも最も代表的な作品が本年復刻の「TOKYO」シェーズロング。
スティールパイプを用いて実現されていたデザインを、日本の伝統的な竹細工の手法を用いて
新しい表情の家具として甦らせました。フランスへ帰国してからは、
エールフランスなどトップレベルの企業や、外国機関のために、
プロジェクトという形で関わりオリジナル製品のデザインを手掛けています。

ペリアンの本質にあるのは人道主義、革新的合理主義であり、その精神は彼女が情熱を傾けた
それぞれのオリジナルプロジェクトや" カッシーナ・イ・マエストリ" コレクションとして
復刻を果たした製品たちに変わることなく息づいています。

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